お尻で体温測る?!

ノルウェーあれこれ

ノルウェー人の夫はノルウェーでは体温計を使った記憶があまりないらしい。
息子の保育園では38度になると預かってはもらえず強制帰宅となるが、それについて夫は

「鼻水垂らしながら咳をしながらでも平熱なら預かってもらえるのに、熱があるとダメなんておもしろい考え方だよね〜」

と言ったことがあった。

おもしろい?私には違和感ないんだけどな。

日本では体温は体調の悪さが客観的にわかる主な指標となり、体温計は一家に一本。私も小さい時から熱があると学校は休めたし(逆に熱がないと、どれだけ咳をしてても学校には行っていた)社会人になると体がだるいな?と思って熱を測ったら38度台。急いで病院にいったらインフルで3日間出勤停止、なんてこともあり、熱があるかないかで自分の行動は変わってきた。

どうやら夫曰く、ノルウェーでは学校や会社を休む判断は熱の高さは関係なく、自分が具合が悪いかどうかだけだという。そしたら仮病とかどうするの?と聞くと、誰も気にしないという。
コロナ禍はノルウェーには全く帰っていないのでも、状況はかわっているかもしれないが。

びっくりしたのはそのあとで、

「唯一熱を測った記憶があるのは、ちいさーいときにお尻に体温計をいれられて測ったよ」

え・・・・お尻に体温計を入れるの?!

私としてはまず、測定後の洗浄や、家族とそれを共用で使うのかなどが気になるところだが、そこは彼の記憶にあるはずもない。

日本でもするのかな?と思い調べてみたら、赤ちゃんは肛門で測ってもいいよ、と書いてあるクリニックのサイトを発見。またいくつものサイトで欧米では口腔や肛門に入れるのは一般的と書いてあるではないか!

夫曰く、お尻で測る温度は直腸の温度であり、手足や末梢よりも内部に近いから正確な温度が出やすいらしい。また脇などで測るより高めに出るらしく、夫の感覚では37度前半は平熱であり、日本で37度超えると微熱だというため、おおげさだなあと思っていたらしいがそれはノルウェーと日本では一般的に測る場所が違っていたからだと気づいたという。

すっかり日本にそまった夫は、むしろ体温測定に取り憑かれており、少しでも具合が悪いと「体温を測らないとね」といち早く熱を測る。
脇でね。
風邪を引くと1日に10回は測っているのではなかろうか。
そして7度前半だと「お、微熱だね〜、葛根湯を飲まないとね」と言いながら、独特の味のする葛根湯をおいしいといいながら飲んでいる。




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